【応援席】古川紀子さん~桜楓結成60周年の節目、ラトビア祭典にも参加

 振り返ると、学生時代に日本女子大学合唱団に入り、子育ても一段落した頃、卒業生の結成した桜楓合唱団に足を踏み入れました。卒業生によるこの合唱団は1964年に産声をあげ、今年は結成60年目を迎えます。団員は半世紀以上の間「永遠にひびけ」を願い、同窓生で合唱の与える感動を覚え、合唱を愉しんできました。時には、私も合唱団の一員として運営に携わり、コロナ禍ではネットでのオンラインレッスンを続ける等、状況を見ながら、今何がベストなのかを真摯に考え、ともに歩み続けてきました。
皆で同じ気持ちを共有し、ひとつのものを表現する「合唱」! 美しいハーモニーを生むことが出来た時には、ぞくぞくするような興奮と感動を覚えました。そしてこの頃は年を重ねてきたひとりとして、興奮と感動に加えて、なんと〝健康を保つために欠かせないもの〟となっていることに気づかされています。
 それだけではありません。先輩団員に誘われるまま、ラトビアの歌を歌う合唱団に加わり、ユネスコの無形文化遺産にも指定されている5年ごとに開催されるラトビアでの「歌と踊りの祭典」に参加する幸運にも恵まれました。バルト三国の一つとして、約200万人が〝人間の鎖〟をつくり歌い続け、多くの困難を乗り越えて独立を勝ち得た国ラトビア。その祭典に参加し、合唱が潜在的に信じられないような力を持っていることを実感できました。しかもこのラトビアの歌を歌う日本での合唱団の中心に、早稲グリの出身者がいらして、早稲グリとのご縁にも驚きました。
今、桜楓合唱団の歴史の重みを感じつつ、今秋の第54回定期演奏会を向けて練習をしています。合同ステージでは孫の年齢の方とご一緒に合唱できることにわくわくし、温かく見守ってくださる方々に感謝しながら、練習日には大きな口を開けて練習しております。
いつの日か、早稲グリ卒業生の皆様と共に、ハモレたら嬉しいな~。
(東京都大田区出身)