ワセグリ・ハーバード大グリーのジョイントコンサート

日米 歌の交流

ハーバード・グリークラブとワセグリのジョイントコンサートが1月18日、渋谷区総合文化センター大和田のさくらホールで開かれました。ご来場いただきました方々に感謝申し上げますとともに、座席の案内で混乱が生じましたことを深くお詫び申し上げます。

演奏会ではハーバードが56人、ワセグリは新4年生以下の40人がステージに立ちました。ハーバードはクラシックや世界の民族音楽のほか、グリークラブライトという少人数グループによるポップス音楽など多様な曲を披露しました。

対するワセグリは昨年の定期演奏会で歌った多田武彦作曲の「木下杢太郎の詩から」を披露。試験期間中の忙しい合間を縫ってオンステした40人の演奏は重厚で、多くの聴衆を魅了しました。私に届く感想では「早稲田に軍配」という声が多く聞かれ、大変嬉しい心持ちがした次第です。

合同ステージでは互いの大学応援歌の後、復興応援ソング「花は咲く」を共に歌い、会場が和やかな雰囲気に包まれて終演となりました。演奏会で結ばれた両団の絆が今後長く続いていくことを願っています。
熊崎陽一(H22 卒)

両団体の合同ステージ(スペースフォト提供)

将来を担う日米の若者 和気あいあいと交流

ワセグリ110代最初のビックイベント。4年生が抜けたワセグリは多田武彦「木下杢太郎の詩から」を、素晴らく充実した演奏を披露して数多くつめかかけたOB達を安堵させた。ハーバードはアメリカらしい柔らかい発声で欧州の合唱曲をしっかり歌い、後半は多様な持ち歌を途中で12人のアンサンブルを挟みながら明るく歌い続けた。合同演奏は「花を咲く」を大らかに歌い、会場を感動で包んだ。心温まる素敵な演奏会だった。日米の将来を担う素晴らしい若者たちが、ロビーストームまで和気あいあいと交流を続けていた。この演奏会は102代学指揮の熊崎陽一君の大奮闘で実現し、団長が舞台から彼に深い感謝の意を表した。本当にご苦労様でした。
両合唱団の交流は1972年以来実に45年ぶり。この演奏会に出演したハーバード大のマーフィー・リチャード・タガート筑波大名誉教授が思い出を記していた。(1月18日・渋谷さくらホール)(徳)